PD-L1はキイトルーダ®(ペムブロリズマブ)に反応を示す非小細胞肺癌患者用の証明済みバイオマーカーです(PD-L1 IHC 22C3 pharmDx「ダコ」[添付文書]、2018)。 PD-L1発現を評価し、スコアリングする方法を見直します。これは、PD-L1 IHC 22C3 pharmDxとTumor Propotion Score(TPS)を用います。
この染色結果判定トレーニングプログラムでは、次のことについてより理解を深めるため、さらに掘り下げた内容やさまざまな症例を観察します。
PD-L1 IHC 22C3 pharmDx「ダコ」は、抗 PD-L1マウスモノクローナル抗体(Clone 22C3)を用いた免疫組織化学染色法を原理としたアッセイキットです。ダコ Autostainer Link 48(IHC 自動染色装置)を用いて、ホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE)非小細胞肺癌(NSCLC)組織中の PD-L1発現率を測定するためのもので す。
非小細胞肺癌中の PD-L1 発現率は、任意の強度で部分的または完全な細胞膜染色 を示す陽性腫瘍細胞の割合である Tumor Proportion Score(TPS)を用いて決定し ます。
適応 腫瘍* | PD-L1 発現レベル | 使用目的 |
NSCLC | TPS ≥ 1% | がん組織、細胞中のPD-L1発現率の測定 (非小細胞肺癌患者におけるぺムブロリズマ ブ(遺伝子組換え)の適切な投与を行うための 補助に用いる。) |
* 染色結果の判定の詳細については、添付文書の判定法およびNSCLCの PD-L1 IHC 22C3 pharmDx 「ダコ」 判定マニュアルを参照してください。